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zoom RSS 超小型 EP BOOSTER の自作  h/w

<<   作成日時 : 2015/10/16 09:03   >>

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■追加補足 … Aug.2016
現行のEP BOOSTERでは、BASS BOOSTスイッチがなくなり、音量を変えるスイッチが加わったらしい…
折角これから自作するのであれば、下のMODを取り入れると良いかと思います。
特に、TONE追加MODにて、15K抵抗を20Kトリマーに変更しておけば、ブライトSWのON〜OFF間のサウンドを連続可変に出来るので使い勝手が向上すると思います。(直列につながる1kの抵抗をショートすれば、実機より更にブライトなサウンドも出せます)

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■注意!… July, 2016
 この記事の部品選定でペダルを作ると、実機よりも硬い音のブースターになる事が比較試奏で判明しました。
 そのためエフェクターのアウトプットの後段に、オーディオ用ではないルビコンの10uF/50Vの電解コンデンサ(ルビコンPK)を追加し、サウンドを曇らせました。
 その後、本エフェクターは、私よりもギターに関する知識・技量ともに高い方に謹呈しましたが、ブライト・オフ・モードに対しては…
「EPブースターですが、本家も持ってましたが私には十分なクオリティと感じました。」との好評を頂きました。
 また合わせて「ブライトオンも使えると思いますよ!」とのコメントも頂いております。

■概要…Oct. 2015
 EP BOOSTERは下の特徴を持っています。
 ・耳障りなハイをヤワらげる
 ・ミッドハイにツヤを持たせる
 ・ゲインを上げる程にコンプレッション感が増す

 ジャズコ対策用のチューブ・プリアンプ的な使用方法をされる方も多く、ジャズ屋さんの使用事例としてはランチ・ボックスAmpとの併用をWebで見かけた事があります。

■レイアウト
 チューブ・テイストを持つVISUAL SOUND PURE TONE BUFFER的なサイズ・仕様のエフェクターをイメージし下の基板レイアウトを作成しました。また、自作例も合わせて示します。
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■製作方法等の写真
 今回はペダルを小型化する方法の定番 ⇒ 基板分割を行ってみました。

 部品レベルでも精査を行い、カップリング・コンデンサにはサウンドを引き締めるECQとMUSE BPを、トーン(ハイ・カット?)に係わる部位にはWIMAに劣らず高精度・高音質を誇るコンデンサのシーメンスMKTを、パスコンには小型でハイまでの伸が良好なMWを使用しています。なお、抵抗は実機で採用していると思われる金属皮膜を適用しました。
 EP BOOSTERは音に色付けするペダルですので、Q1には(生産完了で今後手に入りにくくなる)J201が最適と考えました。

 プリアンプ的に使う為、ボリュームを追加し、故障・電池切れを考慮し(True) Bypass スイッチと、高輝度ブルーの電源LED(エフェクトOn/OffのLEDではない)を装備しました。

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 写真は基板のはんだ付け直前の状態です。
 通常サイズの基板では、スミから部品付けと半田付けを少しづつ繰り返して行うのですが、今回は小さい基板であった為、全部品を半田付前に取り付けてみました。
 最近は、部品取り付け部の直下では極力半田付けをしない様にしています。⇒ 半田時の部品への熱負荷の軽減と、半田付け後も部品交換(メンテ・MOD)が容易にできる事を目的としています。

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 基板組み上げでは… 
・3つの基板を一つのモジュールにする事
・IN/OUT/GND/+9Vの基本4配線のみをモジュールから出す事
 …を意識しました。

 なお、電解コンデンサは小型のMWをベースとしましたが…
 但し、トリマ基板下スペースにユトリがあったため、出力側のカップリングコンデンサのみ、×印のMWをバイパスし、太くウォームなサウンド傾向のあるMUSE BP(丸印の部品)を適用する事に製作途中で見直しをしました。

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 私は、ペダルを組み上げる前に、9V電池を使い基板単体での動作確認を必ず行います。 ⇒ 基板単体の健全性を確認するには、フット・スイッチ等の余計な部品が付いていない状態がベストである為。

 まず第一に、入出力に機器を接続せずに電池を取り付け、電源電圧が9Vである事(不自然に降下していない事)と、入力ジャックの直流電圧が0Vである事(出力ジャックも同様)を確認します。

 次に、入力側に壊れても惜しくない単体ピックアップを接続し、出力側にも壊れても構わない機材を接続し、音叉の振動をピックアップでひろい、正しくアウトプット音が得られる事を確認します。

 上述の確認が完了した後に、はじめてギターとアンプを接続し、基盤のサウンド確認を行います。

 私は製作過程で何度もの繰り返し確認を行います。今回も一発動作しました。
 数えきれない自作を経験してきましたが、一発動作できなかったのは ケンタ1号 と Son of Screamer の2台のみです。そのうち Son of Screamer だけは発振に対処できませんでしたので、トーン回路をアクティブからパッシブにMODする事で良しとしました。

 もし、一発動作に失敗すると、復旧は非常に面倒です。
 前にWeb記事で読んだのですが、故障したエフェクターの修理は、エフェクターの設計者よりも電気回路の知識がないと対応出来ないそうです。
 記事を読んで以来、一発動作させる事に更にコダワル様になりました。

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 ペダル完成後の内部です。
 製作途中で何度もフィットチェックを行い、全部品を収納できるこの形に至りました。

 右のトリマがゲインで、左のトリマがボリュームです。
 トリマの右の赤いピン・キャップの 付け/外し にてハイ・ブーストのオン/オフを、トリマ左の黒いピン・キャップの 付け/外し にてロー・ブーストのオン/オフを行います。

 実機のデフォルトセッティング(ロー・ブースト無し)は、赤いピンキャップを付け、黒いピンキャップを外した状態で再現する事ができます。

 サウンドにかかわる配線はベルデン、半田はケスターでいきたかった(※1)のですが、手持ちのベルデンのヨリ線では太すぎ、適用困難でした。そのため、品質・加工性が良く、ハイ落ちが少ない国内メーカー(※2)の線材(白い線材)を併用しています。

※1.ベルデン(より線)とケスターを使用するのは、品質・耐久性が高いためです。ちなみに、サウンドの改善は私の耳では判別できませんw
 なお、ケスター系の国産メーカーであるタルチン・ケスターの半田も品質が高く私的には評価しています。

※2.協和ハーモネット 耐熱電子ワイヤー KQE0.5L を使用

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 ケースが1590Aサイズ相当の自作ペダルと比較すると、今回の自作機は小ぶりに仕上がっている事を確認頂けるかと思います。
 なお、最近は品質・加工性が劣るハモンドのケースは使わず、タカチのTDシリーズを使用しています。


■サウンドについて
 ジャズコにハイ・ローともにオフに設定した自作EPを、ゲイン最小で使うと、硬質な感じがヤワらぎ、ジャズを弾くのにマッチした真空管アンプ風の雰囲気が得られました。

 なお、マイ・アンプ(チューブ系)に使った場合は、プリアンプとしての特段のメリットは感じられませんでしたw


ではでは                        2015年10月吉日
PS 自作は自己責任にてお願い致します<(_ _)> 

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