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zoom RSS JOYO Sweet Baby Overdrive (JF-36) の MODレポート   H/W

<<   作成日時 : 2015/02/02 21:40   >>

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JOYO Sweet Baby Overdrive(以降、JF-36と略す)は、BJF Sweet Honey Overdrive(以降、SHODと略す)にそっくりな音ですが、更に実機サウンドに近づける改造方法をご紹介します。


【概要】
 下の部品を交換します。

・C1 → Rubycon F2D 0.0047uF
・C3 → Rubycon F2D 0.22uF
 (私は手元にあったAVXを使用。ECQ系でもOK)
・電池スナップ近傍の電解コンデンサ2個(=パスコン)
  → Fine Gold 22uF & 100uF
 (昇圧しないなら、パスコンの交換は不要)
・その他の電解コンデンサ4個(=サウンドに係る物)
  → Muse BP 22uF×2個、1uF×2個
 (MUSE BPはバイポーラですが、足の短い方をマイナス側
  としておくとベター)
・IC → OP275
(IC交換は省略可。作業の難易度と、基板損傷発生可能性が高いため。
  なお、JRC4580(SOP型)への交換でも効果が期待でき、こちらの方が
  作業は若干容易)


【詳細】
■JF-33の基板
 Webで調べてみるとJF-36よりもSHODの方が概して音が太く、ワイドレンジとの評判がもっぱらの様です。

 JF-36の基板を見て考察すると、フィルム・コンデンサの代わりにセラコン(Lowは出ないが、Hiの伸びが良好)を使用する事でハイよりのサウンドをまず作り、それと、安価な電解コンデンサを併用する事で出過ぎたHiを削る事により、バランスのとれたサウンドを得ていると思われます。

 なお、JF-36ではSHOD実機で使用されるIC=OP275の代わりに、ナショナルセミの4558系ICを適用する事で、コストダウンがはかられています。そして、これもワイドレンジ感を得にくくする主要要因のひとつとなっていると思われます。

 ちなみに、参考ですがJF-36とSBODでは下の差異もあります。
・ハードクリップが赤色LEDから、ツェナーダイオード?に置き換えられている。
(米国サイトで見た情報。これによるサウンドへの影響は不明。)


■改造方針
1.コンデンサ交換
・サウンドに係る電解コンデンサをMUSE BPに交換
(経験的にFine GoldよりMUSE BPの方が歪エフェクタと相性が良い。
 MUSE BPでは、AVXの様な音の太さと、良好な分離感が得られるため。
 硬質かつ、更に分離の良いサウンドが欲しい場合にはFine Goldが有効)
・オペアンプのカットオフ周波数を決めるRC部のセラコンをF2Dに交換する。
 また、入力側のカップリング・コンデンサをセラコンからF2Dに交換する。
 (セラコンよりF2Dの方が太い音が得られる)
・最後に、パスコン(電解コンデンサ)をFine Goldに交換する。
 ローノイズ化という観点からはMUSE BPより高域の伸びの良いFine Goldの
 方が適している。またFine Goldの方が漏れ電流も少ない。
(フィルムコンデンサを交換せずに、音に係わる電解コンデンサを全てFine Goldに交換してしまうと、元々の良好なサウンド・バランスがくずれて、硬質でネバリの無いサウンドになってしまいます)

2.IC交換
・4558を、実機で使用されているOP275に交換する。
(もしくはSOP規格のJRC4580を適用する方法でも、ワイドレンジ化、ローノイ
 ズ化が期待できる。)


■改造時のコツ
・SOP ICの外し方は、こちら↓を参考にしました。
https://bbs.ednjapan.com/index.php?bid=4&v=1327213550JUCHAy
 IC取外し前に、半田ゴテの作業スペースを確保するため、Focusポットを予め
 取り外しておきます。電解コンデンサも取り外しておくとベターです。
 また、IC取外し時に、周囲に半田が飛散しない様に、IC周りにマスキングを
 しておくと安心です。
 (半田ごてには40W〜60W程度のものを必ず用いる)

・SOP型の基板パターンと、 DIP型ICの足を接続するために、直径0.5mm×15mm位の銅線×8本を使用しました。
(国産メーカーのKQE0.5の芯線が加工性、品質ともに良好)
 −まず、8本の銅線を基板のSOPパターン部に半田付けします。
 −付けた銅線にショート・導通不良等が発生していないかテスターで確認します。
 −SOPパターン部をマスキングテープ等で補強・固定します。
 −次に、DIP型ICを銅線に半田付けします。
  (半田ゴテは20〜30Wのものを必ず用いる)
 −最後に、余って飛び出した銅線の先端をニッパーで切断します。
(4mm x10mm位にカットした厚さ4〜5mmの導電スポンジの上面と下面に両面テープを貼り付けたものを作り、それで基板に対して OP275を固定しておくと、半田付け作業がしやすいです)

・基板のパターン(ランド)は非常に小さく、また、はがれやすいので、部品
 交換後は半田付け部及び、フィルム・コンデンサ本体をエポキシ接着剤等
 で保護・固定する必要があります。
(もし誤ってランドが取れてしまっても、必ず接続先に半田付け出来るポイントがあるハズですので、あきらめない事が大切だと思います)


■MOD結果
 上で述べた改造をした結果、音の太さの改善、ワイドレンジ化が確認できた事を報告します。
 ちなみに、私はON/OFF表示LEDの、青色LEDへの交換も合わせて実施しました。


【お願い】
 本頁記載に関連し発生したすべてのトラブルに対して責任をとり
かねます。改造は自己責任でお願致します<(_ _)>

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