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zoom RSS BOSS CS-3の低雑音化 MOD・改造 h/w

<<   作成日時 : 2014/07/25 05:59   >>

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 今一つ地味で不人気機種?のBOSS CS-3は、実は私のレスペクトするジャズギタリストであるBen Monder氏をはじめ、プロで使用されている方も多いとの事。
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 BOSS C-3をローノイズ化するには、C-4,6,14,17の1uF電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換するのがWeb上では定番となっている様です。

 しかし、1uFのフィルムコンデンサは案外高価である事を考えると、素直にIC1及びIC2の交換をメインとし、また、電解コンデンサは定番のオーディオ・グレード品に交換にした方がコスパが良いのではないかと考えました。
 当初は NJM5532LD×2個で行こうかと思ったのですが、NJM5532LDには下の制約があり、CS-3のIC1には適用困難です。

・入力インピーダンスが低く、バッファアンプを前段にかませる必要がある
・ボルテージ・フォロアとして使うには、入力側に1Kの抵抗をかませる必要がある

結局、私は「サトー電気」さんで下のIC及び電解コンデンサを購入しました。
 ・IC1交換用 ⇒ NJM4580LD  … インラインタイプ(フラットパッケージ)のIC
 ・IC2交換用 ⇒ NJM2114L   …    〃
 ・Fine Gold 1uF(50V) x 3個
 ・Muse BP 1uF(50V) x 1個
  ↑ 一番最終段のデカップリングコンデンサをこれにすると、引き締まったエフェクターらしい音になる様に感じます。なお、音ヌケと分離を重視するなら、Fine Goldがお勧めです。

 ちなみに、NJM2114は5532の改良型のICですが、5532と同様の制約があるため、IC2のみに使い、同程度にローノイズなNJM4580LDをIC1に使用する方針としました。
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 改造部位の写真を示しました。緑の丸がIC交換部位、赤の丸がコンデンサの交換部位です。
 改造の結果、サステイン最大時のホワイトノイズが半減しました。更に、電解コンデンの交換もあいまって、オリジナル機自体のサウンドも元々ナチュラル系なのですが、さらにナチュラル度がアップした様に感じました。
 ちなみに、どこかのサイトでIC1にNJM2082を使用している例がありましたが、入手性が悪い上にノイズも4580LDより多いです。
 最後に参考のためICのノイズの大きさの目安を示します。

・参考…ホワイトノイズの大きさの目安 単位:μVrms
  M5128L   平均2.0 … 元々CS-3に付いていたIC
  NJM4580  平均0.8  最大1.4
  NJM5532        最大1.4
  NJM2114  平均0.9
  NJM4558  平均1.4
  NJM2082  平均1.6
補足:値はデータシートより代表的な値を引用。「typ.」を「平均」と、「max.」を「最大」と便宜的に表記。


【人柱報告1】IC1へLME49720は適用困難
 更なるローノイズ化のため、DIPタイプIC LME49720NA/N(ウルトラローノイズIC、LM4562NA/Nと
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同等品)をサトー電気さんで購入し、CS-3に適用してみましたが、結果的にはICを壊してしまい失敗しました。
 データシート表紙及びWeb情報で見る限り、LME49720は入力インピーダンスも充分高く、ボルテージ・フォロアに使う事が可能なハズだったですが…
 データシートを良く読むと最大入力電圧が±0.7Vという事で、CS-3の約4.5Vのボルテージフォロア部分には適用できない事が判明しましたorz
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 参考のため4558のDIPタイプのICと、インラインタイプのピンアサイメントの関係の図を示します。

 また、別図に示す様にジャンパ線を飛ばせば、普通の2回路入りのDIPタイプのICを、インラインタイプのIC部分に取り付ける事ができます。(海外サイトでIC HA-17358使用した同じ事例をみた事があります。)


【人柱報告2】Fat Body mod (別名ross mod)
 リッチなサウンド、リッチな低音が得られるというFat Body modも試して見ました。
 しかし、セミアコ+Phatkatアンプ(ミッドレンジが分厚いアンプです)という私の通常のセッティングでは、ミッド〜ローが濃すぎる上に、ノブをすべて12時に合わせると適度なコンプ・サウンドが得られるCS-3の個性が失われてしまう事が分かり、modした部分はオリジナルの値=部品に戻しました。
 Fat Body mod で良い結果が得られたとの報告も複数Webで見かけましたので、好みが分かれるMODだと思いました。

@ C1 0.027 uF ⇒ 0.22 uF
A C2 0.022uF ⇒ 0.1 uF
B C13 0.047uF ⇒ 2uF〜2.2uF(フィルムコンデンサ)
(C R5 10k ⇒ 470Ω、※1)
D R36 10k ⇒ 100Ω
※1、Web情報でCはコンプの効き具合が変になるとの情報をみかけたため未実施


【蛇足】更なるローノイズ化の可能性
 IC1にHiFiオーディオICを適用すれば、更なるローノイズ化ができるはず。しかし、IC1はボルテージ・フォロアにも使われています。そのため、IC1には繊細さとタフさが必要とされる点が悩ましい所です。
 そこで、下の様に2つのICを使い分ければ良いのではないかと考えました。

 A.サウンド信号の処理(IC1-1)にはHiFi IC(OP275等)を使う
 B.ボルテージフォロア(IC1-2)には4558等を適用する。
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 自分では試していませんが、参考のためアイデア図を示しておきます。
 なお、改造は自己責任で、何卒お願い致します<(_ _)>

ではでは
PS1 Webにて目にした下情報を、参考報告致します。
・NJM5532LD は音のクセが強い 
  → そのため私はNJM2114を選択しました
・NJM5532、NJM2114ともにハイが強い 
  → ハイはトーンノブで調整可能だろうと見込みました
・"NJM4580は入出力部の役目を果たすのが不得意"という旨のWeb情報を見た記憶がありました
  → 致命的に使用不能という情報がWebで見あたらなかったため、今回MODでは入力部に使用してみました
 結果的には、IC1⇒NJM4580LD、IC2⇒ NJM2114Lという選択には問題はなかったと感じています。

PS2 ダメもとでIC1-2のボルテージフォロワーが無くても、コンプレッサーが動作するか実験してみましたが、やはり動作はしませんでしたw

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