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zoom RSS コルトレーン・チェンジでブルースを弾く tips

<<   作成日時 : 2013/12/30 11:32   >>

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とある日のバンド練習の録音なのですが、キーFのブルースにて、ギターアドリブ1コーラス目後半と、3コーラス目冒頭にコルトレーンチェンジを使っています。



コルトレーン・チェンジは簡単にいうと以下の様なコード進行です。

1.コルトレーン・チェンジの例
Key Fでの普通の2−5−1は...
(A) | Gm7 | C7 | FM7 | FM7 |

これをコルトレーン・チェンジを使ってリハモすると...
(B) | Gm7 Ab7 | DbM7 E7 | AM7 C7 | FM |  

更に複雑化したい場合には、マイナー7及びセブンスのコードを2−5分割してもOK
(C) | Gm7/C7 Ebm7/Ab7 | DbM7 Bm7/E7 | AM7 Gm7/C7 | FM |

ここで(B)を説明すると
ステップ1…着地するコード(FM)を想定するとその前のコードの前は4度下のセブンス(C7)
ステップ2…4度下のセブンス(C7)の前のコードは短3度下のメジャー(AM7)
ステップ3…短3度下のメジャー(AM7)の前のコードは、また、4度下のセブンス(E7)
ステップ4…4度下のセブンス(E7) の前のコードは、また、短3度下のメジャー(DbM7)
ステップ5…短3度下のメジャー(Db7)の前のコードは、また、4度下のセブンス(Ab7)

先頭側からメジャーコードのみを追ってゆくと DbM7 → AM7 → FM7 と3度ずつ下がってゆくのが分かると思います。
そこでコルトレーン・チェンジ (Coltrane Change) は トライトーン・システム (Tri-tone systems)と呼ばれる事があります。 (トライトーン=3度)


2.ギターで簡単にコルトレーン・チェンジを弾く
 ギターはポジションチェンジにより、キーを変えられるというメリットがあります。
これを使うと非常に簡単にコルトレーン・チェンジを乗り切る事ができます。

Tab譜にて(B)のコード進行に対するフレーズ例を示すと...
(ちょっと見づらいですが一音は全て八分音符とみなして、休符は入れないでください)
6-------|--------|-----------|------------------12-------
-6------|--------|-----------|---------------8-----------
--5---56|8568----|-----------|------------10-------------
---568--|------67|9679-------|----------9----------------
--------|----79--|--------7-8|10-7-8-10------------------
--------|--------|----8-10---|---------------------------
【重要】
ここでのポイントは「一小節後半〜二小節前半」のフレーズと、「二小節後半〜三小節前半」のフレーズと、「三小節後半〜四小節前半」のフレーズは、フレットと弦が異なるだけで、ギター弾きにとっては同じ指の動きのパターンの繰り返しだと言うことです。

もう少しフレーズ作りの仕組みを説明すると、上のTab譜は、下の様なスケールとコードのアルペジオを使っています。
・「一小節後半〜二小節前半」のフレーズ…前半4音は4弦ルートのAbミクソリディアン、後半4音は3弦ルートのDbメジャー
・「二小節後半〜三小節前半」のフレーズ…前半4音は5弦ルーのEミクソリディアン、後半4音は4弦ルートのAメジャー
・「三小節後半〜四小節前半」のフレーズ…前半4音は6弦ルートのCミクソリディアン、後半4音は5弦ルートのFメジャー
・出だしの4音…Gm7に11thを加えたアルペジオ
・ラストの4音…CM9のアルペジオ


3.ブルースへの適用
ちなみにFブルースの進行の最も簡単な進行の9〜12小節の2-5-1-5という進行は(A)に示される2-5-1-1進行に似ていますね。
| F7 | Bb7 | F7 | F7 |
| Bb7 | Bb7 | F7 | F7 |
| Gm7 | C7 | F7 | C7 |

ここでも、9〜12小節は下の様にコルトレーン・チェンジを適用する事ができます。
(D) | Gm7 Ab7 | DbM7 E7 | AM7 C7 | F7 C7 |

Tab譜にて(D)のコード進行に対応するフレーズ例を下に示します。
(前述のタブ譜のラスト4音のみを、下タブ譜のラスト4音に置き変えてもOKですが、ここでは、趣向を変えて3小節目の後半を6弦ルートのCオルタード・スケールに、また4小節目の前半の5弦ルートのFメジャー(ミクソ)のフレーズを作り直してみました。)
6-------|--------|------98--|--------------8------------
-6------|--------|--------11|10-8-10-8----9-------------
--5---56|8568----|-----9----|------------9--------------
---568--|------67|9679------|----------10---------------
--------|----79--|----------|---------------------------
--------|--------|----------|---------------------------
ちなみにベースさんやピアノさんとFブルースを一緒に演奏するケースを考えると、上のフレーズは当然アウトして聞こえます。
アウトしたフレーズもカッコいいと思いますが、それが嫌な方はベースさん、ピアノさんに予め(D)のコード進行を弾いてもらう様、御願いしておく必要があります。


(補足1)
ちなみに、| FM7 | FM7 | FM7 | FM7 | をコルトレーン・チェンジ化し、
| FM7 Ab7 | DbM7 E7 | AM7 C7 | FM7 |とするいう事も可能です。
とするとFブルースの最初の4小節の
| F7 | Bb7 | F7 | F7 |

| F7 | F7 | F7 | F7 |
と簡略化し演奏する事も可能ですので、この4小節もコルトレーン・チェンジによるリハモが適用可能となります。


(補足2)
なお、3度で下降するパターンは下図の4種類しかありません。
画像
今回の例は、Db→A→F という進行でしたが、コルトレーン・チェンジとしては A→F→Db という進行も、F→Db→A という進行も有り得ます。

従って、2.項のTab譜の「一小節後半〜四小節後半」の繰り返しが弾ける様にメカニカルトレーニングをしておけば…
それを上下のフレットにずらす事で、全てのKeyのコルトレーン・チェンジに対応する事が、ギターの場合は可能なのです。

ではでは (旧My Webアーカイブより転記)

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